(角川書店)
米澤穂信先生といえば、有名な先生ですが、その先生のデビュー作(氷菓)と二作目(愚者のエンドロール)です。
私の手元には初版の二作品があり、イラストが載っています。
しかし、このイラストが描かれてある初版はあまり売っていなくて、今書店にならんでいるもののほとんどはイラストがないもののようです。
ライトノベルとしては失敗だったのでしょうか?
しかし、二作とも死者の出ないミステリーで、北村薫先生の『夜の蝉』(東京創元社)などが好きな私としては落ち着いて読むことができ、なかなか良かったように思いました。
この作品も雰囲気がよかったように思います。
主人公がいる古典部が謎解きに挑戦するという内容の作品ですが、放課後の校舎の描写などがうまく、なんとなく学生時代を思い出さずにはいられませんでした。
キャラクター一人一人の個性も立っていて、キャラクターにまで好感が湧く作品です。
余談ですが、米澤先生はミステリー小説しか書かれていないのかと思っていたのですが、違うようです。
私は『音楽がなければ生きられない』(2007年11月10日読売新聞夕刊) などを読んで、 こういう作品も書くのか、と感心した記憶があります。
この先生の作品をたくさん読んで比べたら、作品の内容とは異なった面白さが見つかるかもしれませんね 。
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